この記事ではNHKの人気テレビ番組あさイチ 2025年4月25日放送のバイオリン奏者、葉加瀬太郎さんについて放送当日の生演奏された曲目やインタビュー、セリーヌ・ディオンとの共演、コンサート予定からCDまで徹底解説します



- あさイチ 葉加瀬太郎さん
- 葉加瀬太郎さん 情熱大陸を生演奏
- デビュー35周年
- 葉加瀬太郎さんの病気、ラムゼイハント症候群
- 葉加瀬太郎オーケストラコンサート2025ツアーの裏側に密着
- 印象に残っているミニコンサート 東日本大震災の後のチャリティ演奏
- 葉加瀬太郎さんの「ひまわり」の曲の生演奏
- 葉加瀬太郎さんのバイオリン初心者体験レッスン
- リベルタンゴの演奏
- 今日の演奏メンバーを紹介
あさイチ 葉加瀬太郎さん
2025年4月25日のあさイチ、プレミアムトークに葉加瀬太郎さんが出演されました。すごい豪華な内容で感動しました。今日はデビュー35周年コンサートの裏側に密着し、ヒット曲の数々を生演奏します。テレビのテーマ曲はよく放送されていますし、テレビ出演も多い方ですが、こういうふうにずっとトークメインで1時間というのは本当に珍しいですよね。先週の布袋寅泰さんに続いて、2週続けて大物ミュージシャンがゲストです。
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葉加瀬太郎さん 情熱大陸を生演奏
オープニングから演奏
オープニングから演奏です。「情熱大陸」の曲です。バンドのピアノが西村由紀江さんという豪華な構成です。途中のメロディのところではハーモニー、チェロとハーモニーを演奏してるところが綺麗ですね。チェロとピアノのソロも素敵です。西村由紀江さん、ピアノのグリッサンドでは、鍵盤のカバーをさっとつかんでやっていましたね。バイオリンのソロもノリノリです。まるでジャズのようなアドリブですね。
公式動画はこちら↓ ↓ ↓
バンドメンバー
バンドメンバーはチェロは柏木広樹さん、ギターは天野清継さん、ベースが渡辺ひとしさん、パーカッションが田中倫明さんです。これはコンサート、一度生で見たいですね。大迫力の情熱の演奏、朝8時15分からすごい演奏です。
ダウンサブルで結構下半身も動きながら演奏されてますね。演奏するの大変だと思います。バイオリン、今日は4曲演奏される予定です。「情熱大陸」のバイオリンの力強い音が大好きだという方も多いようです。
デビュー35周年
海外でのご経験も豊富な葉加瀬太郎さんですが、すごく日本人的なところもあります。今年はデビュー35周年、パワフルで圧倒的なパフォーマンスです。「アナザースカイ」の曲も綺麗ですよね。「エトピリカ」という曲もいいですよね。そして2011年の朝ドラ「てっぱん」の中で、瀧本美織さんがトランペットで吹かれる曲も葉加瀬太郎さんです。最近では坂本冬美さんなどとも共演しています。
坂本冬美さんとの共演
坂本冬美さんから見ると、葉加瀬太郎さんは情熱的で魂で演奏しています。大きな手なのに繊細な音を奏でていてゾクゾクしたということです。そして印象的なのは、セリーヌディオンさんとの「To Love You More」という曲の共演です。
葉加瀬太郎さんの病気、ラムゼイハント症候群
こんな花々しいキャリアの葉加瀬太郎さんですが、去年2024年の8月にラムゼイハント症候群という病気になりました。顔の左半分が麻痺して、聴力にも影響が出たそうです。しかし、そのまま全国40公演のツアーを予定通り完走しました。精力的に活動しています。まずはこの病気からの話から入っています。
2024年9月6日、ツアー初日の前日にご病気を公表された葉加瀬太郎さんのインスタ投稿がこちら↓ ↓ ↓
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発症した日の様子を詳しく説明
ラムゼイハント症候群は、水痘帯状疱疹ウイルスによって生じる顔面神経麻痺を主な特徴とする疾患です。いわゆる帯状疱疹、ヘルペスと同じです。子供の頃に水疱瘡にかかった時のウイルスが、自分の免疫が下がっている時などに悪さをするということです。いつ誰が発症してもおかしくないですし、結構たくさんの人がかかってるということを知りました。
朝起きたら目がしばしばするなというぐらいのことでしたが、その日1日中ラジオの後ろに座っていた時に、ゲストの方と写真を撮った時にいつも通りの笑顔ができなくて「あれっ」と思うようになりました。ある日突然気づきます。その日の午後には左半分が動かないということに気づきました。
左耳の聴力にも影響
当初はうがいをしてもダラダラ垂れるし、目も自分で指で閉じないと閉じられないというぐらいでした。そして耳も大きな音がすると鼓膜がブブという音がしてしまいます。バイオリンってすぐ耳元で弾いてますからね。これは致命的です。音が大きいし痛く感じました。これは1ヶ月ほどで回復したそうです。
お客さんの拍手の方がよっぽど薬になると全国ツアーを敢行
「lads」という新しいバンドやったばかりの初めてのツアーでした。ベッドで寝ててもしょうがないので、お客さんの拍手の方がよっぽど薬になると思ってツアーをやりました。8月に発症されて9月から年末までずっとツアーを続けました。
治療やリハビリも並行して行う
やりながら治療もしながらです。治療法もビタミン剤を飲むぐらいであとはリハビリで顔を動かしたりするぐらいです。ただ、顔の神経、ダメになったところが再生していく過程で、目に行く神経、鼻に行く神経、口に行く神経をそれぞれ連結させないといけません。目に行かないといけないものが口に行っちゃったりするので、口を動かそうとしてるのに目が動いてしまうなんていうことになってしまうこともありますので、先生に言われたように鏡を見ながら「今目を動かしているんだ」「今口を動かしているんだ」という意識をしながらトレーニングをしています。
この放送の時点では6ヶ月以上経っていますが、最近医者に行った時も大変よくなっていると言ってもらっていますが、そもそも1年ぐらいかけてじっくり治すものだということです。今も喋りすぎたりすると疲れます。左側が動かない分、右側の筋肉をよく動かすので疲れてしまうということがあります。
ご飯を食べていても無意識に口の中に送り込んでるはずですが、ご飯を食べてると最初のうちは左側にどんどんご飯がたまっていっていました。小さなスプーンを持ち歩いて左側に溜まったものを書き出さないといけません。ファンの皆さんにも多くの励ましをいただきました。ツアーをやるしかないと思ってその前に発表しました。視聴者の方もこの病気にかかって、すぐに治る病気ではないので気を長く持ってと言われました。
葉加瀬太郎オーケストラコンサート2025ツアーの裏側に密着
今もコンサートツアー中です。忙しいですね。「オーケストラコンサート2025」で、千葉県松戸市の大きなホールなどでのコンサートツアーです。
開演の5時間半前に会場入り
午前11時に会場入り、開演の5時間半前にやってきました。あと15分ぐらいしたらマッサージルームに行って、1時間半から2時間ぐらいマッサージを受けます。そしてサウンドチェック、リハーサルを行います。本番の1時間前には会場にお客様が来るのですが、その時にはまだベッドの上にいるそうです。
開演までにコンディションをベストの状態に持っていく
開演までの時間でコンディションをベストの状態に持ってきます。なるべく裏に負担をかけずに壊さないようにします。手が動かなくなったら皆さんに迷惑をかけてしまいます。マッサージをして筋肉の緊張をほぐして、本番の直前までイメージトレーニングをしてゆっくりリラックスします。
本番前に変更、細かい修正を重ねる理由
リハーサルでは照明がついて素敵ですね。しかしこの細かいところでも、リタルタンゴのところで細かい譜面の修正を行っています。毎回ベストの形が何なのかをお互いに意見を交わします。
本番前に変更を重ねる理由を聞いてみました。ベートーベンの時代も彼は毎回演奏するために通い続けていました。クラシック音楽というとスコアをそのままやるのが当たり前だと言われていますが、その場その場でベートーベンらもずっとその修正を加えてきて、最後に残ったのが今の譜面になったというだけのことです。
ツアーはずっと続けて行きますが、常に千秋楽まで改善を休みません。お客さんとの空気感がありますし、毎回会場も違います。ただ回数を重ねるだけだと中だるみなどもありますから、そういったことはないように、また水野さんや羽毛田さんと一緒に音楽を作って行っています。
気心の知れたメンバーたちと共に
オーボエ奏者の最上峰行さん
一緒に和やかにしているメンバーの方も楽しそうです。オーボエ奏者の最上峰行さんです。最上さんは第69回日本音楽コンクールオーボエ部門第3位の実力者の方です。朝ドラの「アンパン」など様々なドラマの劇伴BGMにも参加しています。
元々は違った雰囲気の髪型やファッションだったそうですが、今回のオーケストラツアーに参加することになって一緒に演奏することになったのでリスペクトしてパーマをかけてきました。葉加瀬太郎さんに寄せてきた感じのようです。
インスタではこんな感じ↓ ↓ ↓です(笑)
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羽毛田丈史さん 音楽監督とピアノ
このツアーのメンバーは葉加瀬さんの盟友が多数参加しています。プロデューサーの羽毛田丈史さんです。音楽監督とピアノをされています。スタジオミュージシャン、アレンジャーとしてもご経験が長い大御所ですよね。現在もJUJUや石川さゆりさんなど幅広いアーティストの作品やNHKスペシャル、映画、ドラマなどの音楽も幅広く手掛けられています。今回のオーケストラのスコアも書いていらっしゃいます。
チェロの柏木広樹さん
柏木広樹さん、チェロの柏木さんは映画「おくりびと」や「新世紀エヴァンゲリオン」で劇中演奏をされています。1990年にはバンドのGクレフで紅白歌合戦に出場されています。葉加瀬太郎さんとは40年来の付き合いです。
指揮者の水野蒼生さん
指揮者の水野蒼生さんは100年120年以上の歴史を持つドイツ・グラモフォンというレコード会社・レーベルから史上初のクラシック音楽専門DJとしてメジャーデビューされました。クラシック音楽をクラブでかけたりしてます。水野さんはベートーベンから始まってマーラーで終わったりといった新しいクラシックの聞き方を提案されています。
水野さんだけ若いです。31歳になりました。ちょうどこの5日前に誕生日を迎えました。葉加瀬太郎さんから誕生日プレゼントが送られました。かっこいい素敵なシャツですね。指揮者なので背中側もおしゃれです。観客には背中を向けているので、水野さんに粋なプレゼントを贈られました。先ほどのプレゼントのシャツ、後ろもボタンがついていて可愛いですね。
多くの人が実際に集まっていないとできないパワーやうねりが感じられる
葉加瀬太郎さん、今回オーケストラコンサートなのでタキシードで出演です。これはなかなか見れない貴重な映像ですね。色んな編成で演奏されていますが、葉加瀬太郎さんのコンサートの中でも舞台の上に50人がいるという1万豪華な大きな構成です。そして多くの人が実際に集まっていないとできないパワーやうねりが感じられて楽しいです。
コンサート開始直前
コンサート開始直前ですが、落ち着いた雰囲気でステージへ向かいます。「シェルブールの雨傘」、レトロなフランス映画のような雰囲気の曲ですね。「映画シンドラーのリスト」の曲です。ドラマや映画、葉加瀬太郎さんの代表曲などをオーケストラで演奏します。「リベルタンゴ」も演奏します。
オーケストラの枠組みにとらわれないコンサート
舞台上では、オーケストラには通常いないドラムやギターも登場します。オーケストラの枠組みにとらわれないのが葉加瀬太郎さんの魅力です。「情熱大陸」ではペンライトが登場します。葉加瀬太郎さんもDJのようになってますね。一緒に振って楽しめるライトもグッズとして販売されています。こんなにバイオリンを振りながら演奏できるんですね。
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クラシックだけじゃなく、色んな音楽を聞いてくれた葉加瀬さんだからこそ、葉加瀬さんの世界観でクラシックが苦手という方も夢中にさせてくれるということです。自分だけの世界というよりも、常にお客様の気持ちを汲み取りながら演奏されてるという感じがしています。坂本冬美さんのコメントです。
コンサートが終わると赤いスーツになってますね。「ステージに立ってるだけでこっちも感動する」と最上さんのコメントです。
とにかく楽しんでほしいという気持ち
扇子の方は葉加センス。扇子型のライトは光ります。コンサートグッズは全部ダジャレでできています。年齢経った方も気軽に楽しんでほしいとのことです。
バンドのものとクラシックのものも合体させています。編成によってはクラシックの楽器もスピーカーから出しています。ドラムもあります。クラシックコンサートと言えば最初から最後までピシッと座って終わったら拍手をしてというイメージですが、そういったイメージを打破してとにかく楽しんでもらいたいということです。
印象に残っているミニコンサート 東日本大震災の後のチャリティ演奏
葉加瀬太郎さんの中で、すごく印象に残っているミニコンサートは東日本大震災の後のコンサートです。地震の時にはロンドンにいました。テレビを見ると現実のものとは思いませんでした。自分にできること、日本に帰るまでにできることはないかと考えました。
東日本大震災翌日から手弁当で様々な場所で募金集めコンサート
次の日から1週間が10日ぐらい、ほぼ寝ずに手弁当で色んなところでコンサートをしました。百貨店の鞄売り場でもやりました。駅でも、教会でもやりました。できるところでやって募金活動をしました。
2011年3月14日、震災から3日後、ロンドンで現地の大使なども手伝ってくれました。5日間で7か所を回って、本当に駅の通りの中などで「頑張れ日本」というポスターを貼りながら行いました。
現地の様子を紹介している貴重な動画がありましたので下に引用↓ ↓ ↓します。
支えてくれた当時11歳の娘の向日葵(ひまり)さん
当時11歳の娘の向日葵(ひまり)さん。今は25歳になりました。弓使いまで綺麗に揃えてますね。ピアニスト方いや、他の方と一緒に演奏しています。ちょうど朝の連続テレビ小説「てっぱん」でひまわりが主題曲になっていました。震災から1週間、朝ドラの放送も中断されました。放送が再開された時に皆さん避難されて、避難所からだったでしょうか、でも多くの連絡をいただいて「ひまわりの曲を毎朝聞いていたのが日常だった」というご連絡をいただきました。
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子供の頃から好きだったひまわり
それ以来、このひまわりという曲をとても大切にしています。葉加瀬太郎さんは子供の頃からひまわりが好きで、子供が生まれたらひまわりという名前にしようと思っていました。ひまりさんのお名前です。
いつか好きな曲ができたら、ひまわりという名前にしようと思っていました。それが『ひまわり』の曲です。視聴者にメッセージをくれた方も葉加瀬太郎さんの音楽をちょうど震災直後にロンドンで聴かせてもらい、太郎さんの演奏を目の前で聞くことができました。その方も遠くから母国にできることはないのか思い悩んでいたので、心に響いたそうです。感動的なお話ですね。
葉加瀬太郎さんの「ひまわり」の曲の生演奏
葉加瀬太郎さんの「ひまわり」の曲、イントロのアルペジオをベースにしたフレーズが綺麗ですよね。印象的です。優しいメロディですね。演奏家としてだけでなく、作曲家としての葉加瀬太郎さんも素敵ですね。西村由紀恵さんも葉加瀬太郎さんの音も聞いてるんでしょうかね。でもよく見ながら演奏されていますね。アイコンタクトを取っています。そして静かなところからまた再び盛り上がっていきます。後半ではバイオリンとチェロのハーモニーが、さすが40年来の付き合いを感じさせるばっちりのニュアンスです。完璧な演奏ですね。音楽の力に励まされている視聴者の方も多いです。
公式動画はこちら↓ ↓ ↓ 最後に子供たちがたくさん出てきてバイオリンを一緒に演奏するのが本当に素敵で涙が止まりません!
葉加瀬太郎さんのバイオリン初心者体験レッスン
この日は素人の方でも音が出やすいバイオリンを葉加瀬太郎さんが用意してくださったようです。
葉加瀬太郎さん監修 素人の方でも音が出やすいバイオリン、アントニオタロンティーニ
葉加瀬太郎さんが監修しているバイオリンです。アントニオタロンティーニというバイオリンです。初心者の方でも音が出やすくなっています。
生放送でバイオリン初心者体験レッスンが開講!
今回は葉加瀬太郎さんが目の前で教えてくださいます。習い事のコーナーにも挑戦している鈴木アナが体験。
バイオリンの持ち方
まず斜め上を見ながら顎を上げてもらいます。葉加瀬太郎さんがここに首に差し込んで顎を曲げてもらってリラックスしながら持ってもらいます。左手をリラックスしてもらうことで指を動かしやすくします。
しかし、実際に左手の指で音程をコントロールするのをすぐに短時間でやるから難しいので、まずは弓を使って弦1本ずつ音が出せるかどうかを試してみましょう。そのため、この日はボディだけを持ってもらいます。
弓の持ち方
次は弓です。弓の方は手をふっと軽く、ピンポン玉持ってるような感じで悪く柔らかくして持ちます。白いところを持ちます。大切なのは力を抜くことです。くるりと弓の毛の方が下になるように180度回転させます。
真ん中のレとラの音だけを交互に弾いていると、、
真ん中のレとラの音だけを弾いてもらいます。下から2つ目の玄でレの音を弾いています。駒と指板の後ろの真ん中を狙います。最初この音を出すだけでも大変ですからね。鈴木さんも指が震えています。
今はダウンで引きましたが、次はアップでラの音を弾きます。1本下の方の細い弦ですね。こっちはすごくいい音が出てますね。これを連結させます。ダウンでレを引いてアップでラを引きます。レを引いてすっとラの方に移ります。いい感じにできてます。葉加瀬太郎さんも「そうです、そうです」と褒めてくれています。これをずっと続けてください。「1、2、1、2」と続けてください。何があってもそれだけずっとやっててください。
ピアノや他の楽器が次々と入ってきて即興セッションになった!
西村幸恵さんがピアノのコードで伴奏をつけてくれます。他のメンバーの皆さんも入ってきました。「エトピリカ」のメロディを演奏します。パーカーションも最後に入ってきました。これは楽しいです。感動ですね。これは絶対にやめられません。一度始めたらもうやめられませんよね。夢中になっちゃいます。
この時の葉加瀬太郎さんの表情も優しくて素敵ですよね。最後はレと鈴木さんが一人で弾きます。これは大喜びです。鈴木さんはずっと教わったレとラを引いてるだけですが、もう自然に体も動いてしまいます。これは楽しいですね!
コンサートでも人気のバイオリンレッスンコーナー
コンサートでもお客さんの中から選んでやる時があります。皆さん楽しみにしてるコーナーです。
バイオリンは大人になってからでも始められます。しかし、この短時間でも力が入ってると右手の親指や腕がつりそうになります。実際、しっかりした音を出すには力も必要なんですが、力を抜かなければいけない場所と力を入れなきゃいけない場所があります。鈴木さん、満面の笑みですね。
音楽の面白さは仲間と一緒に演奏する合奏の楽しさ
8時台の最後の鈴木アナとのセッションという方、感動して涙が止まらないという方が多かったです。大反響でした。レとラの音だけで何が起こるか分かりませんが、音楽の面白さは一緒に演奏すること、仲間と一緒に演奏する合奏の楽しさです。これが音楽を続けていられる理由だということです。音が重なった時の嬉しさ、楽しさは一度味わうと忘れられません。
実際に公式の葉加瀬太郎さんのレッスン動画↓ ↓ ↓もあります。セッション以外の内容はこのまんま。毎日5分、やってみましょうとのことです。
ピアノの西村由紀江さんが生徒になってみたものがこちら↓ ↓ ↓です。これだけでも楽しい!

実際、オンライン・バイオリンスクール「葉加瀬アカデミー」としてもだいぶ売り込んでいるようですね。Youtubeチャンネルはこちら
リベルタンゴの演奏
9時台はリベルタンゴの演奏から始まります。照明もムードがありますね。アストル・ピアソラの曲です。リードのメロディーはチェロから入ります。これがかっこいいんですよね。バイオリンはスタッカート気味のアルペジオですが、これも歯切れが良くてかっこいいです。このラテン系の曲だとバッキングのギターもかっこいいですよね。
次はバイオリンのメロディーがゆったりと入ってきます。これも少し歌って、テンポも揺らして弾かれていますね。そして別メロ、展開部分ではやはりチェロとバイオリンのアカウンターメロディの絡みが本当に素敵です。ウッドベース、コントラバスのソロになりました。エレクトリックのウッドベースです。ボディがないものですね。次はラテンパーカッションのソロ、そしてバイオリンのソロに移ります。そしてギターのソロ、最後はハーモニクスで華麗に。そしてチェロとバイオリンのタイトなユニゾンの演奏です。一糸乱れぬとはこのことを言うんですね。こちらも雰囲気のある演奏でした。トークに演奏にと大変ですね。
なんと「太郎君へ」というメッセージは京都府の葉加瀬太郎さんの実際のママさんでした。
今日の演奏メンバーを紹介
今日のメンバーを葉加瀬太郎さんから紹介してもらいました。
ピアノは西村由紀恵さん
ピアノはNH&Kトリオの西村由紀恵さんです。
チェロは柏木広樹さん
チェロは柏木広樹さんです。NH&Kトリオです。
NH&Kトリオ
お二人は葉加瀬太郎さんと3人でトリオでやっていますが、デビューするまでNHKトリオと言っていました。しかし、色々な事情があって正式名称はNH&Kトリオとなっています。それはそうですよね。大河ドラマの仕事をいただいた時にはすぐにNHKトリオとさせてもらいます!ということです。
パーカッションは田中倫明さん
パーカッションは田中倫明さんです。Taro Hakase & theLADsです。
ベースの渡辺等さん
ベースの渡辺等さんもTaro Hakase & theLADsです。音楽業界でも超ベテランの方です。
ギターの天野清継さん
ギターの天野清継さんも凄腕のミュージシャンです。
Taro Hakase & theLADs
Taro Hakase & theLADsは去年のツアーで一緒に演奏したメンバーです。平均年齢が高いのが売りです。今年61歳になります。最年長、天野さんで68歳、今年69歳になります。全然見えないですね。バンド編成ではオーボエの最上さんは入りません。
葉加瀬太郎さんの原点 標準音楽辞典
葉加瀬太郎さんの原点になったというのが標準音楽辞典という分厚い本です。音楽の友社ですね。
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10歳の時にクリスマスプレゼントに朝、枕元に置いてありました。2000ページぐらいありますが、クラシック音楽の色んなもの、作曲家のことや音楽の理論のことも書いてあって、あいうえお順になっています。
子供の頃から読み物として読む
本来調べるために見るものですが、子供の頃から読み物として読んでいました。
好きな曲から作曲家に興味を持つ
好きな曲があると、その曲を作った人は誰だろうというのを読むのが好きでした。クラシックは1人の作曲家が人生をかけて作ったものなので、その人を好きになってさらに聞くとまたいいということです。
作曲家ヨハネス・ブラームスが大好き
今でもヨハネス・ブラームスという作曲家が大好きです。ベートーベン以降のロマン派の代表的な作曲家です。ちょっと渋くて暗くて難しいというイメージがありますが、それが使い古した毛布のような、居心地のいいカウチのような雰囲気です。
もちろん10歳のお子さんには難しい漢字もありましたが、好きな作曲家の誕生日を覚えたり、なくなった日を覚えたりしています。好きな子供はスーパーカーの名前を覚えたりするのと同じようなことです。
18歳まではクラシックだけ 大学に入ってから様々な音楽に触れる
18歳ぐらいまではずっとそんな感じで、テレビから流れる音楽は音楽とは感じられませんでした。しかし大学に入ってからの音楽や色んな音楽も音楽として聞こえ始めました。そこから今のようなスタイルが出来上がりました。ルーツはやはりこのクラシックの音楽でした。
それがやらされているという感じではなく、本当にクラシック音楽が子供のころからお好きだったんですね。
セリーヌ・ディオンさんとの共演
葉加瀬太郎さんは様々な共演されていますが、一番話題になったのはセリーヌ・ディオンさんとの共演です。
「TO LOVE YOU MORE」を1995年に発表 3年間ワールドツアーで一緒に回る
「TO LOVE YOU MORE」を1995年に発表して96年から99年まで3年間ワールドツアーで一緒に回りました。100回ぐらい一緒に演奏したということです。
葉加瀬さんの世界デビュー10周年をお祝いして、葉加瀬太郎さんをセリーヌ・ディオンさんのショーに招待した時の模様が流れました。2006年7月、ラスベガスです。セリーヌ・ディオンさんとは7年ぶりの再会でした。すごくリラックスした雰囲気ですね。
しかしセリーヌ・ディオンさんはさすが大スター、ステージパフォーマンスもパワフルなんですよね。セリーヌ・ディオンさんが葉加瀬太郎さんを紹介してくれます。「TO LOVE YOU MORE」です。バックで踊るバレエのダンサーの方も素晴らしいですね。
セリーヌ・ディオンさんの葉加瀬太郎さん評
セリーヌ・ディオンさんのパフォーマンス完璧です。セリーヌ・ディオンさんによると「太郎は優れた才能の持ち主で、バイオリンは個性的で体を使った表現力、ボディランゲージがとても豊かだ」ということでした。「TO LOVE YOU MORE」は日本ではドラマ「恋人よ」(鈴木京子さん、鈴木保奈美さん、岸谷五郎さん、佐藤浩市さんの主演でした)で使われました。
セリーヌ・ディオンさんというとタイタニック映画の主題歌「マイ・ハート・ウィル・ゴー・オン」のイメージですが、その前になります。
ツアー中にセリーヌ・ディオンさん自身も大きくブレイクした
ツアー中にタイタニックでセリーヌ・ディオンさん自身も大きくブレイクしました。3年間やった3年目はタイタニックの時でビルボード1位にランク入りがずっと続いていました。ツアーも豪華で毎日最低5万人のスタジアム、多い時には10万人のスタジアムで演奏しました。フランスでは10万人のスタジアムで2日間演奏しました。
ツアーで葉加瀬太郎さんが演奏するのは、この曲1曲だけ
しかしこのツアーで葉加瀬太郎さんが演奏するのは、この曲1曲だけなんです。東京公演ではジャパンツアーの時には太郎の国だからと言ってTo Love You Moreをアンコールにしてくれていました。2時間ずっと待っていなければいけません。みんなと一緒に服を着替えて、よしやるぞって言いますが、みんな送り出してお客さんも盛り上がっている中、一人だけ楽屋でテンションを上げていかなきゃいけないというのは大変です。
逆に言うと、ずっと一緒に演奏してた方が一緒にテンション上げられます。最後の最後だけ行けと言われてもなかなか難しいです。普段はだいたい1時間ぐらいのところで出て行きます。それも5分だけ、全身全霊で引くというのはなかなか簡単ではありません。
葉加瀬さんに影響を与えたセリーヌとの出会い
セリーヌとの出会いは葉加瀬さんに影響を与えました。彼女のショーマンシップ、シンガーとしてもすごいですが、エンターテイメントをどう作るかというところをすごく学びました。博士さんの音楽にも影響を与えました。ポピュラー音楽の力を彼女から学びましたし、コンサートどうやって運営していくかということも影響を受けました。
セリーヌはどんな人?と聞かれると、女子バレーボールのキャプテンのような人と答えています。スタッフ含めてみんなを引っ張っていく牽引力、素晴らしいパワーの持ち主でした。セリーヌのためならとみんなが頑張ってくれるチームを作っていました。自分のコンサートもこういう風に作っていかなければならないと思っていました。
坂本冬美さんとの共演
葉加瀬太郎さんは今でも多くの方と積極的に共演されています。その中の1人が坂本冬美さんです。
坂本冬美さんの歌も素晴らしいですね。
包み込んでくれる暖かい雰囲気があった
歌コンでオーケストラをバックにした演奏では生放送ですが、博士さんも自分の世界でしっかりと演奏していて、そこに自分のボーカルがふっと入っているような感覚を受けました。「心配しないで思いっきり歌ってちょうだい」という安心感がありました。包み込んでくれる暖かい雰囲気があって、心地よい空間で緊張の中でも気持ちよく歌うことができましたというのが坂本冬美さんのコメントです。
坂本冬美さんがいつも差し入れしてくれる梅干しが大好物
葉加瀬太郎さんからの伝言が「そろそろ梅干しが切れそうだ」ということです。葉加瀬太郎さんは坂本冬美さんがいつも差し入れしてくれる梅干しが大好物だということです。お中元と年末ぐらいの感じでお届けしましたが、すぐに送らせていただきますということです。和歌山なので本当に美味しい梅干しを差し入れしてくれます。
昨年の病気でも1週間ぐらい病院で入院していましたが、やっぱり病院の食事、味が薄いのでこっそり奥さんに梅干しを持ってきてもらってバレないようにご飯と一緒に食べていたそうです。本当にすぐに送ってくれました。もう半分ぐらい食べてしまいました。
歌手と一緒に演奏するのは楽しい
歌手と一緒に演奏する時は一緒になって歌うつもりでというのはあります。とても歌と一緒に演奏するのは好きで、得意な方ではないかということです。でも坂本冬美さんは特別です。この時にもすごく感動しました。
葉加瀬太郎さんの曲に歌詞をつけて坂本冬美さんがレコーディング
この時のプロデューサーの武部聡さんから「博士のメロディーを歌にしたいんだけど」と言われました。その第1弾として坂本冬美さんにやってもらうことになりました。歌詞をつけて歌ってもらいました。バイオリンのための曲なので相当うまい曲じゃ歌手じゃないと歌いません。さすが坂本冬美さん、しっかりと歌いこなされていたようです。歌詞の物語もついて全く今までとは違ったものになりました。
今ももう1人、今は言えませんが録りためて行って、将来的にはアルバムにしたいということです。
年に100公演をこなす
葉加瀬太郎音楽祭
坂本冬美さんとは5月6月ぐらいに再び共演の機会があります。葉加瀬太郎音楽祭が始まるのでそこで共演されるそうです。本当に精力的に活動されてますね。春のツアーがあって音楽祭がすぐ始まります。春のツアーの千秋楽の次の日からリハーサルです。
夏は八ヶ岳の音楽堂でコンサート
夏は八ヶ岳の音楽堂でコンサートがあります。1週間ぐらいミュージックセミナーなどがあります。NH&Kトリオでアコースティック、マイクを何もつけないで演奏します。すごくいいホールでお気に入りです。そこで毎年のように八ヶ岳で1週間やっています。
9月からは全国ツアー
9月からはまた全国ツアーです。LADsのメンバーと年末まで42公演を予定しています。年間合計で100公演ぐらいを行っています。葉加瀬太郎さん35周年、なんと博多華丸大吉と同期だそうです。恥ずかしいから言うなということでしたが、一緒に頑張りましょうということでした。
番組のエンディングは演奏してくださる予定です。メッセージ2400通ということでかなり多かったようですね。普段1000通ぐらいでも多いですからね。生まれて10ヶ月のお子さんも情熱大陸を聞いてノリノリで拍手していたそうです。ある視聴者にとっては、クラシックの音楽は力強く、ワクワク楽しくするものになりました。子供の頃からずっと葉加瀬太郎さんを聞いているという方もいます。
奥さんは常にサポート
奥さんはずっとコンサート帯同して面倒見てくださいます。薬を飲むのを忘れてしまうので奥さんが管理をしてくれています。病気になってから奥さんと一緒に過ごす時間が長くなったようです。薬は朝昼晩ともらってますが、コンサートなんかだとちょっとご飯を食べる時間も変わってきちゃいますよね。
葉加瀬太郎さんが持っているバイオリンは約10本
また葉加瀬太郎さん、バイオリンはいくつ持ってるんでしょうか。1公演の中では弓は代えますが、バイオリンはオーケストラ用、バンド用と向いてる楽器それぞれ1本ずつメインにしていて、基本的には代えません。それぞれ合わせたサブの楽器があるので、全部で10本ぐらいだということです。これは面白い質問ですね。
バイオリンを始めるならとにかく楽しむこと、仲間と一緒にやること
バイオリンを始めて4年で来年還暦ということです。55歳から始めました。40歳すぎて久しぶりにバイオリンをやりたいという方もいますけど、子育てが大変でしばらく触ってなかったという方、気をつけなきゃいけないことはたくさんありますが、とにかく楽しむことと仲間と一緒にやることです。一人で練習するのはつらいです。やはりこれは音楽スクールに行くのがいいですね。


エトピリカ生演奏
最後は「エトピリカ」生演奏です。最初が情熱大陸でしたので、何か他の民放のチャンネルの番組のようです。最初の高い音はチェロで出してますね。葉加瀬太郎さんはメロディーから登場です。最後はチェロとピアノとバイオリンの3人だけでの演奏です。少しゆったりしたテンポで行っています。
チェロとバイオリンの掛け合いも水が流れるようにスムーズですね。チェロも強弱を細かくつけてますが、本当に無駄な音が一切ありません。今度はピアノとバイオリンでユニゾンですね。本当にこのトリオのアレンジも素晴らしいですね。一つ一つの音が素晴らしかったです。
明日からまたツアーということですが、早いご快癒をお祈りしたいですね。