【あさイチ】スカパラのセトリ・曲名・インタビュー内容紹介 再放送は無いのでここで見てね

2024年4月19日、NHKあさイチ東京スカパラダイスオーケストラスカパラ)が登場しました。今回は入れで、他のコーナー全部吹っ飛ばして、90分まるまるの特集です。デビュー35周年を記念して、9人、メンバー全員での登場です。この記事ではセトリ曲名インタビュー内容を分かりやすく紹介します。再放送は無いのでここで見てくださいね。

ダウンビートストンプ

この日のセトリは「ダウンビートストンプ」から始まります。とにかく楽しい曲ですよね。この曲、歌詞は全部英語なんですね。

朝の8時過ぎからこのテンション、素晴らしいですね。5曲、生演奏の予定です。

多才なコラボが話題

多彩なコラボも話題です。ミュージシャンではない方ともコラボレーションをしています。

俳優の高橋一生さんとコラボ

俳優の高橋一生さんともコラボレーションしています。「カバーズ」で共演しました。35年間続けてるだけでもすごいですが、意欲的に楽曲を作り続けているというのもすごいですよね。スカパラの最大の魅力です。

宮本浩次さんの曲をカバーした時は、高橋一生さんが宮本浩次さんが大好きだということを聞きつけてすぐにOKをもらったので、みんなで盛り上げて力を発揮してもらいました。宮本浩次さんからも「嫉妬心を覚えました」と連絡をもらったそうですよ。そして、それをきっかけに実際に宮本浩次さんとコラボレーションまで実現しました。

高橋一生さんにも宮本浩次さんとはまた違う良さがあります。垣根を超えて新しいものが生まれる新鮮さ、これは違いますね。やはり言葉の出し方、伝え方が違います。

菅田将暉さんの時にもそのようなことを感じました。

俳優のムロツヨシさんともコラボ

また同じく俳優のムロツヨシさんともコラボレーションしています。河口湖ライブ、甲子園ライブも予定されています。初めてのスタジアムライブというのは意外ですよね。この大所帯で35年やり続けて来られたこと自体が奇跡です。共演する方にとっても自分ばっかりにスポットライトが浴びるとちょっと緊張してしまうかもしれませんが、スカパラの場合は両脇からグイグイ前に出て行きますからね。これは一緒に演奏していて安心です。お人柄も最高だということです。意外と皆さん穏やかな和やかなメンバーです。

ムロさんの場合にはムロさんからオファーがありました。舞台の音楽をぜひお願いしたいということだったので、「じゃあ歌ってもらおう」ということで「歌わないですか」と言ったら「やります」と言ってくれたので、すぐに製作にかかりました。ムロさんもいろんな番組やコンサートに一緒に出させてもらいました。ムロさんも「これまで音楽のライブに出させてもらったことはなかったので、すごい人生経験をさせてもらった」と感謝しています。

スカパラの激しいパフォーマンススタイルを支えるイヤモニ

ただムロさんにはずっと疑問があったそうです。演奏の音を耳に伝えるイヤホン(イヤモニ)です。他のメンバーの方はみんなつけていますよね。歌った後に外すのがかっこいいですよね。言ってくれればよかったんですが、そんな簡単な話じゃないんですよね。それぞれの人の耳の形に合わせて各自で作らなければいけません。ミュージシャンの方は自分で用意してることが多いです。耳の穴のサイズ(型)を取るところから始めないといけません。イヤモニからは全員の音が聞こえて行きます。音量調整も各自で自分でできます。特にスカパラなんてみんな動き回ります。野外のコンサートでは特に音が遅れてくることもありますからね。このイヤモニがなければ、このスカパラの激しいパフォーマンススタイルも全く実現できなかったかもしれません。それぐらいイヤモニは重要なんですね。

そもそもスカパラの「スカ」とは?

そもそもスカパラの「スカ」とはカリブ海のジャマイカでレゲエの元になった音楽として発生しました。スカは激しい音楽でしたが、これがゆっくりになったものがレゲエです。ちょっとリラックスするための音楽です。しかし、スカもまだ人気があります。ロックと違い、スカでは、裏打ち、1と、2と、3と、4と、という風にやります。スターツターツタツタという風にやります。表にリズムがあると普通に平和な音楽ですよね。普通は拍の表にアクセントがある状態です。裏になると同じメロディーでも信じられないようなスピード感が出ますね。

 

同じテンポなんですけど自然に体が動きますね。不思議です。ぴょんぴょん飛び跳ねたくなりますよね。

 

セトリ2曲目はスペシャルメドレー

セトリ2曲目はスペシャルメドレー。皆さんよく知られている曲をスカパラがやるとどうなるのかということでメドレーで演奏してくれます。今回は、曲の前、チューニングしてる様子なども貴重な映像としてそのまま紹介されています。

スキャラバン

まずは「スキャラバン」という曲です。裏で入ってくるパーカッションが印象的です。

火の玉ジャイブ

次は「火の玉ジャイブ」です。こちらはスカパラの中では割と通常のロックンロールっぽいリズムですね。

ルパン三世 ’78

次は「ルパン三世 ’78」ですが、こちらもスカのリズムでのルパン三世。これもかっこいいですね。

愛の讃歌

次は「愛の讃歌」です。ちょっとゆっくり目のスカリズムですが、逆にリズムが心地いいです。メロディーがすごくゆったりと聞こえますね。情感豊かに吹いているのは印象的です。

朝の番組でこれだけ楽しい演奏をやってくれるというのは嬉しいですね。もう感動の涙です。

インストルメンタルバンドだったスカパラが歌ものに取り組んだきっかけとは?

バンドの外からボーカリストに参加してもらう歌もの、ミスターチルドレンの桜井さんや奥田民生さんなどにゲストに来てもらうことがあります。スカパラはずっと歌がない形でやってきましたが、ヨーロッパツアーでインストルメンタルとして自信がついたので、覚悟ができました。

35歳で歌詞を書き始めて、自分たちの曲で自分たちの歌詞で、ゲストボーカルの方に身1つで来てもらって歌を歌ってもらうということを始めました。新しいスカパラの人生になりました。全く新しく始まったような印象です。

ちょうど携帯電話を持ち始めた頃でした。自分で考えたものが活字になるというのが嬉しくて、当時は文字数制限200文字ぐらいだったので、色々文章から省略していったら詩のようになってきたということです。ちょうどこの時代にあっていたんですね。

めくれたオレンジ

歌ものの記念すべき第1弾は「めくれたオレンジ」です。この日はスペシャルゲスト、オリジナル・ラブの田島貴男さんです。「めくれたオレンジ」という曲を演奏してくれます。

恐るべし、さらっとやってきました。びっくりです。ストラトギターの音が気持ちいいですね。やっぱり田島貴男さんは存在感が圧倒的ですね。

田島さんから見るとスカパラは同期のクラスメイトのような雰囲気です。「演奏力があるので、ボーカリストから見ても一緒にやって歌いやすいバンド」だということです。田島さんもずっと楽しそうにやってらっしゃいます。若いから方からもリスペクトを勝ち取っていますよね。

スカパラの皆さん、ファッションもかっこいいですよね。そして皆さん年齢もそれなりですが、スタイルもキープされてるのがすごいですよね。

中南米とのつながり

2023年はメキシコツアーに密着した番組がありました。スカパラのファンが空港から集まっています。現地ではフェスに参加しました。お客さんもかなり盛り上がってます。現地の方もお祭り騒ぎ。もうこれだけの勢いだったら盛り上がってくれますよね。大盛況、大盛り上がりです。スタジアムいっぱいです。

2011年の震災の頃にちょうど呼ばれて自粛のムードありましたが、参加しました。南米でも「ビブラ」というフェスに「ビブラティーノ」というフェスに呼ばれました。大きな会場で「みんな日本のために応援してください」と言っていたら、現地の方も「俺たちも一緒にいるよ」と言って国旗を掲げてくれましたので、やはり親身に思ってくれていたようです。

ライブもすごく盛り上がったので、そこから毎年のようにメキシコなどに行っています。メキシコで地震があった年にも回っています。SNSでも現地のトレンドにスカパラが上がるぐらい盛り上げてくれました。「現地からパワーをもらって日本でそれを伝えていけるのは素敵だ」ということです。

スペイン語は発音も割と日本語に近いので、友達から教えてもらってMCで盛り上がりました。

パラダイス・ハズ・ノー・ボーダー Paradise has no border

このメキシコとの出会いで曲も生まれました。「パラダイスハズノーボーダー」という曲です。音楽の演奏が届いてる範囲は完全にパラダイスなんだということを感じました。このみんなで一緒に盛り上がってる時は音楽の力で作られた楽園なんだということを考えて、「パラダイスハズノーボーダー(楽園に国境はない)」という曲を作りました。

テレビ(しかもNHK)なのに画面に収まりきらないぐらいあちこち走り回ってます。もう最高ですね。

「とにかく楽しんで楽しんでもらいたい、それだけで嬉しい」ということです。

メンバー間での尊重と主張のバランスが素晴らしい

メンバー間での尊重と主張のバランスが素晴らしいです。主張があって譲ることも重要ですし、曲によって役割分担も変わっていますし、それがあるからこそ35年間続いてきたということですよね。里見八犬伝とか七人の侍とか、それぞれ長所があって個性があって、それが生きるのがかっこいいというイメージを共有しています。谷中敦さんのコメントです。

主役があって名脇役があるということです。これがバンドマンシップではないでしょうか。お互いのリスペクトがあるからできるのではないでしょうか。それぞれ意見を言って「うーーん」と思ってもとりあえずやってみます。それでみんな納得して一番いいものを選んでいくということです。自分の案を試さなくて「あれをやったらうまくいったんじゃないか」みたいなことになると、ずっと不満が残りますよね。やってみればやっぱり納得して、また次にいいアイデアを出そうと言ったことができます。時間がかかりますが、これが重要です。

必ず「終わりの会」をやっている

また、必ず「終わりの会」をやっているということです。リハーサルの後にもやっています。「知らない間に物事が進んでいる」というのは問題になるので、全員がいる場所で仕事の進捗、ビジネス的な話も、全員がいるところでやるという風にします。

個別に話してると「誰に話して誰に話してない」という風になりますからね。ちょっとしたことですが一番重要かもしれませんね。

メンバー2人を失った喪失感

クリーンヘッドギムラさんが1995年になくなり、ドラムの青木達之さんが1999年に亡くなった喪失感が大きくてバンドが存続できるかどうかと考えました。求心力となっていた人が2人亡くなって、残りのメンバーでできるのかと思っていましたが、メンバーの力を合わせて、いろんな人からの力も借りながら続けて行きました。「このバンドを止めてしまえば、このサウンドがなくなってしまう」と寂しくなりました。「世界に一つしかないサウンドを作ってる」という自負があります。このバンドがなくなってしまうとこの音楽そのものがなくなってしまいます。それが自分たちにとっても寂しいなと思って、どうしても続けようと思いましたし、今は続けてきてよかったなと考えています。

クリーンヘッドギムラさん、1993年「ポップジャム」に登場しています。青木達之さんも演奏しています。何とも言えない表情です。30年前の動画です。正直、活動休止、大きな休みもなくずっと活動してるバンドというのは他にはないと思います。サポートでブランキージェットシティーの中村達也さんが急遽入ってくれたりしました。

またファンの力も大きいということです。そういった存在も含めて全てがスカパラです。

メモリーバンド

最後は「メモリーバンド」という曲です。リズムは楽しいですが、メロディーや歌詞はどこかせつなさがありますよね。これはそんなスカパラの歴史がなせる技なのかもしれません。

今後の展望

メンバーの中では吹奏楽部は少数派。今後の展望はもっと一人一人、メンバーのいいところを知ってもらいたいと思っています。まだまだ無限の旅路があります。コラボレーション、大きなライブも予定しています。難しい世の中ですが、だからこそ音楽の役割は大きくなります。今はお客さんが集まって楽しんでくれるだけで感謝感謝です。行動制限の分、エネルギーを思いを全て返していきたいということです。

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